2年ぶりに Suno&Morrison の由清乃さんと私個人との協業名義 < Sunoーay > でテキスタイルを製作することになり、
まだまだ冷え込む時期に灼熱の夏を想い、取り入れたい要素を思い浮かべ、
前作のダークトーンと打って変わった綿そのままのカラーで進めることになりました。
手紡ぎされた糸を手織りするインドのカディは、糸1本1本の動きや表情が魅力であり、
たった1mmで織られる極細ラインでも充分に手仕事であることを実感できます。
今回、その極細ラインに選んだ葡萄色は、茶道具の帛紗より着想を得た渋めの落ち着いた赤紫。
この色合いを出すのにはとてもこだわり、インドの作り手の方にも伝わるよう由清乃さんにお願いし、
緊張しながらもたのしみに糸が染められるのを待ちました。
そして見事、この細さだからこそ表現できる葡萄色が現れ、真っ白ではなく自然なままの風合いで織られたミルクホワイトをベースに、
この1mmのラインがランダムに加わり、”White Tiles” が完成。
どこか和の要素と質素さが、インドのカディという手仕事と相まった独特のテイストで仕上がりました。
製作したのは半袖3サイズと長袖1サイズ。この暑さにはつい手がのびる着心地、旅先やどんな場所でも活躍してくれる素材です。
柄はラインとして見るか、スクエアとして見るか、見る人の視点によって概念が交錯します。
面積の広いベースが浮き出るか、ラインが浮き出るか、ピントを合わせるのは自由です。
以前からSHOKKIの器にも同じことを感じていました。
出来上がったシャツと一緒に、ラインで構成されたSHOKKIの器もたくさん集まっています。