CULTIVATE PLATES (Bounotu Clay) / ONE KILN CERAMICS
たのしみにして頂いていた方も多かった、ONE KILNのカルチベイトシリーズ。
鹿児島県に工房を構える ONE KILN CERAMICS 城戸さんの
『身近な素材を見つめなおし、人との関係を耕し、より良い作品を生み出す土壌をつくりたい』という思いのもと、
新たな価値観を取り入れたシリーズです。
『Culture(文化)』の語源でもある 'Cultivate' は、『耕す』『耕作する』を意味し、
色んな土地の土を堀り、器に適した土を見つけることから始まります。
今回使用された土は、鹿児島県坊津町の土。
鹿児島県最南端に位置する坊津町では、温暖な気候を活かし柑橘類の栽培が行われており
その農場の粘土層部分を使用したのだそうです。
焼成や釉薬の違いによる4パターンの器。
どれも独特のオーラを発していて存在感があるのに様々な食材を引き立てる余白もあり
この器の背景にある伝統を大切にするこころに 新しい価値観が加えられた、
なんとも不思議な魅力に満ちています。